2013年11月9日土曜日

食に関する映画と講演会

 10月8日(金)
午後から、厚木市文化会館で「世界が食べられなくな日」の上映会がありました。知人に誘われて一緒に行きました。今話題のドキュメンタリー映画だそうです。
 フランス映画で、字幕で文字を追っていくのはたいそう疲れますが、衝撃的な情報に目を奪われました。後半には原発事故後の福島に取材に入り、人々の思いを伝えます。
 今、西欧には遺伝子組み換え食品の生産や流通はありませんが、フランスで遺伝子組み換えのえさをラットに与えていくとどうなるかの実験を行った様子を見せてくれます。2年の寿命のラットにに、4か月目以降に腫瘍や死亡が現れます。人体にはどのような影響があるのか、ラットとは同じではないにしろ、恐ろしさを感じます。
 
 「20世紀に現れた原子力と遺伝子組み換えという新技術は、密接な関係にある。広島と長崎に原爆を落とした後、米国の科学者が原爆開発に使った巨大コンピューターの使い道を探して取り組んだのがヒトゲノム解析だった」といいます。
 遺伝子組み換え作物は強力な農薬を使います。今でも遺伝子組み換えの大豆やトウモロコシ、菜種など大量に輸入して、加工食品などに使われていますが、TPPが締結されたら加速し、表示がなくなるかも知れません。
             

 10月9日(土)

午後から、農政課と安全な食を考える会共催で有機農業推進講演会「ここが問題!私たちの食卓」と題して、改善センターで、講演会があり、参加してきました。講師は天笠 啓祐氏でした。
 昨日の映画との関連もあり、最近の有名ホテルなどでの表示偽装事件から入りました。
偽装事件は21世紀に入り約5年ごとに起きており、日本の作物と安い労賃の輸入ものとでは対抗できるはずがないのです。つまり、グローバル化していくと、安い輸入ものが増大し、食の安全が脅かされていきます。
 加工食品や特に食用油は国産物を使って対抗していくしかありませんね。