2013年12月7日土曜日

人権啓発のつどい

12月7日(土)
午後から、文化会館で人権啓発のつどいがあり、ギリギリになって出かけたので、表彰式が始まっていました。ごめんなさい。
 表彰された中学生の作文には、小学生の時に家族と貧しい国を訪れた体験をもとに、父子で会話を通して、一時的な同情ではなく、現地の人が自立できるような知識と技術を身につけて行きたいとの決意が語られていました。娘の話に適切な対応をしたお父さんもすごい。
 講演会は「お掃除ホームレスにみる人権」というテーマで、講談師の田辺凌鶴さんでした。どんな話をするのか、興味がありました。
 自分で作った一作で、ほとんど事実に基づいていることだという。2009年の派遣切りが大量に行われた時期だそうです。保谷駅でタクシーに掃除、ごみを拾ったら、と声をかけられて始めた駅前の掃除を続けているうちに、様々な人に感謝をされます。世話をしてくれる人に出会い、故郷に帰る前日に、浴場で倒れ帰らぬ人になりました。駅前で死を悼む人々が集い、偲ぶ会が行われたそうです。
 思わず、涙がこぼれてしまいました。人はだれか困っている人がいたら、助けたい、手助けしたい思いがあるものだと。
                                                 

 昨日のことを思い出しました。ある方の息子さんのことで、相談があり、どうしたらいいか、社会福祉協議会、役場、弁護士など相談してもらちがあかず、小田原駅の近くの裁判所まで一緒に行ってきました。解決方法はわかりましたが、その通りできるかどうかはこれからです。

 終わってから、昨日の深夜に国会で強行採決された特定秘密保護法のことで、抗議の意味を込めて街頭から訴えをしてきました。特定秘密保護法はまさに、知る権利を奪う、まさに人権侵害であり、何が秘密か秘密で、際限なく秘密の範囲が広がり、拡大解釈されていくというのす。さらに恐ろしいことに、この法律は戦争への道へ進むことにつながります。