2014年2月13日木曜日

鳥獣問題市町村議員連絡協議会の研修会

 
2月12日(水) 正式名は大山丹沢系鳥獣等問題市町村議員連絡協議会

 伊勢原市民文化会館で行われた研修会は愛川、清川、厚木、伊勢原、相模原の市町村議員が参加していましたが、それほど多くはありませんでした。小さい町村ほど参加率が高いように感じます。
 先に報告として、副会長である愛川町の小倉議員による野生鳥獣被害の現状と自身で電気柵に太陽光発電を使用していることのお話がありました。20分の中で農業を営んできて鳥獣に対しての取り組みはさすがです。 
 メインは神奈川県鳥獣被害防除対策専門員で日本獣医生命科学大学の安富舞先生による「野生鳥獣の被害対策~これまでとこれから」でした。
 うら若い女性なのでびっくり。獣医師で猟銃の資格まで取得し、鹿まで仕留めたとのことでなおびっくり。獣医師として野生鳥獣の生態を詳しくお話されました。特にさるについては減らせばいいとの発想はかえって増やすことにもなり、見極めが大事。以前のお話では農家の取り組みが強調されたのですが、今回はプロ・行政・事業者などの取り組みが言われました。
 また、鳥獣を増やしてしまうことは冬場のえ付け。田んぼのひこばえや雑草など、生き残れる餌があることだそうです。