2014年10月11日土曜日

有機農業講演会

10月10日(金)
町文化会館で、毎年恒例の農政課と安全な食を考える会共催の「有機農業講演会」がありました。参加人数は少なかったのですが、大変意義があるお話でした。講師は山形で自然農業をやっている志藤正一さんでした。最近、自然農業をやっている人が増えているような気がします。
 自然農業は微生物パワー(天恵緑汁、土着微生物を活用したボカシ肥料)と基本的考え方として、地域の自然にあった農業をやることです。講師の方が自然農業はあまりお金がかからないというのは、共感します。山の中にある土着菌を持ってきて、米ぬかで増やして使います。

 もうひとりの講師はこの度「食の安全を考える会」の会長になった海老名畜産社長の松下会長でした。養豚業をやる上で、安全な食を考え、餌を非遺伝子組み合えの餌をやり、加工品には混ぜものなしを実践しています。TPPを締結すれば、今でも輸入しているアメリカやオーストラリアでの牛・豚肉はホルモン成長剤を加えて出荷しているとのこと、それは日本が認めているからとか。西欧では認めていないので、その仕様で育てた肉を出荷しているのだそうです。TPPを結べば関税の撤廃だけでなく、食の安全にも多大な影響があるのですね。