2017年1月24日火曜日

「なぜパンは消費者の心をつかむのか」の新春講演会

1月23日(月) 愛川地区まちづくり協議会の新春講演会



 「なぜパンは消費者の心をつかむのか」という題で、半原の原臼児童館夜7時から、新春講演会がありました。すぐ行けるだろうと思っていたら、場所が想像していたところと違っていたようで、2回聞いてようやく到着。


 株式会社  オギノパン の常務取締役 荻野隆司さんが講師でした。コメと違ってパンがなぜ受けるのかという根源的な話ではなく、パン作りをやって、どうやったら売れるようにするか、商売繁盛の話でとても面白かったです。
 相模原市の長竹にあるオギノパンは当初は近所家も店もない中、6年ほど前に越してきまして、仕掛けを考えたそうです親だけでなく長休みに開く子どもパン教室、観光バスが来るように、そして工場見学と3点を生かした店を作りました。お客さんがSNSで拡散してくれる。学校の小学生の工場見学の時には150人分をあげておいて無料で配る。大人のお客には40分前に電話をもらうと、到着した時にバスから降りた時揚げたてのアツアツ揚げパンを一個60円で販売する。子どもは親や祖父母と共にまた来てくれる。


 周辺には鉄棒を作ると、自動車できたお客が鉄棒にぶら下がる。自転車のお客は昼食をとる段取りできてくれる。自転車は1日100台も来るそうです。バイクも多い。来客は1日3千人。
パンの原材料は約30円、人件費は48円、その他光熱費などで1個100円のパンで5円儲かるかどうか、儲かる会社にしようと努力してきたそうです。
 いろんな種類のパンをつくってみるが、その中の一つがヒットすればよい。まちづくりもみんなで話し合い、いいと思ったものからやってみる。その繰り返し。その中からいいものが出てくる。
 質問で、地域とのコミュニケーションも取り、神輿が来たら接待する。近くの障害者の施設で作った野菜を販売するなどやっている。従業員では24歳以下が30人、4月には13人採用する予定とか。今の若い子たちは残業はしたくない。そのために対策を考える。