2017年5月3日水曜日

憲法記念日に考える

  5月3日(水)憲法記念日

 朝日新聞の憲法を考える特集が組まれた2日は天皇に関しての記事。天皇はどうしても記憶しなければならないものとして、終戦記念日、広島、長崎の原爆の日、そして6月23日の沖縄の戦いの終結の日だと語っています。

 特に、沖縄に関しては皇太子時代から10回も訪問しています。太平洋戦争末期の伊江島での戦闘は「沖縄戦の縮図」と言われ、住民の半分にあたる約1500人、軍人約2000人の約3500人は死亡したそうです。本土の捨て石にされ、県民の4人に1人が戦争の犠牲になったのが沖縄です。天皇は「私どものまず、念頭にあるのは沖縄島そして伊江島で地上戦が行われ非常に多くの、特に県民が犠牲になったということです」「日本人全体で沖縄の歴史や文化を学び、沖縄の人々への理解を深めていかなければならないと思っていたわけです」と。

 ちょっとずれますが、沖縄で辺野古へ基地を作らせない地元住民の非暴力の運動が行われています。今沖縄の中心部にある普天間基地を取り除くためには、海のそばの辺野古への米軍の基地を作った方がよりましと考える意見には、 賛成できません。どうしても沖縄の戦前からの苦しみをしってほしいと思わずにはいられません。