2017年6月30日金曜日

島根、鳥取の市町村を視察

6月28日~30日 島根県・鳥取県へ視察

 30日、今日午後6時半ごろ帰ってきました。会派みらい絆と共産党議員団合同で、島根県雲南市、鳥取県日南町、倉吉市の3自治体を視察させていただきました。
  ちょっと疲れましたが、充実した視察となりました。

 雲南市は人口3万8千人、 6町村が合併してできた市です。もともとそれぞれの自治体で幼・小・中学校の給食をやっていたが合併後もそれぞれのセンターで給食を作っています。野菜はそれぞれの地域に出荷グループがあり、有機・減農薬で子どもたちのために生産するという熱い思いで取り組んでいるといいます。

 もう一つは幸雲南塾について、自立した大人を目指す人材育成塾です。そういってもよくわからなかったのですが、中高生に対して、年齢の近い大学生や社会人と共に月2回、学力、課題解決力、創造力を育むキャリア教育です。話を聞いて、わが町に足りないのは、社会教育の視点かな、と思いました。


 
 日南町は4500人、5町村の合併によりできた町です。2年前にできた庁舎はヒノキ造りなどで天井が高く、吹き抜けで明るい。議場を見せていただいたとき、教えていただきました。総工費15億円ですが、そのうち3億円が自前で後は林野庁からでていると。それは町産木材だから。
 隣は博物館、その隣には図書館、ホールなどの複合施設、総合文化センターになっていました。とても気に入ったのは、奥に食事、喫茶できる小さなレストランがあり、外の広場は大きなイベントができる会場がありました。
 ここは保育園、小・中の一貫教育を行っています。それと議会改革で、議員にタブレットを与えてペーパーレス化を進めています。でも、予算、決算の他にも重要なものは紙ベースです。執行部と議員、双方あまり抵抗なく導入できたようです。メリットは紙の節減やタブレット使用で、データでのやり取り、ホームページ上での情報公開はスピードアップできたそうです。




30日は倉吉市です。倉吉市くらしよし産業元気条例についてです。条例化への主張を強く持って行ったからできたとの議長さんの話でした。執行部は目標値の設定に抵抗があり、相当苦労したようです。市長への義務が多く、また市民、事業者への努力目標が掲げられています。21年に条例化し、その後、具体的にはビジョンを作成、時間をおいて改正しています。もともと、リーマンショックの後、地域活性、市民の所得の向上めざして、産業を元気にしようと、議員有志で条例制定に向けて活動してきました。基本的には外貨獲得が目的とのことでした。
 議員は16名で、欠員1のため今15名、わが町とあまりかわりませんが、いいものは取り込もうという議員が多く、うらやましかったです。