2017年8月17日木曜日

郷土資料館講座「戦争遺跡と相模陸軍飛行場」

  8月16日(水) 「戦争の記憶」企画展

 毎日雨続きですが、この日も雨。郷土資料館での企画展に参加。2年に一度は戦争の企画展を行っているそうですが今回、新たな資料が寄贈されたこともあったということです。
 今回は相模陸軍飛行場の話で、学芸員で館長でもある山口研一氏による講座をききました。 中津飛行場ともいわれることがありますが、正式名は相模陸軍飛行場です。ここは一面平らな桑畑で、陸軍から目をつけられていて飛行場の候補の一つであったようです。熊谷陸軍飛行学校相模文教所として、昭和16年6月に開校しました。昭和19年7月に閉校しています。
 戦後すぐに、開墾が始まり、広さは220町歩。昭和22年には旧飛行場の本部建物を校舎として中津中学校が開校。昭和36年に県より内陸工業団地の構想案が提示され、昭和41年に造成工事が完了しています。

  企画展には戦争当時の宣伝物、朝日新聞社の広告、飛行兵になって戦地へ行こうとの誘いのポスター、松根油をみんなでとるポスターなど、生活すべてが戦時一色でした。
 資料館はこういう資料を提供することだけで、判断は各自が行うというです。行政はそれ以上のことはできないということでしょうか。
 しかし、沖縄はどうでしょうか。県知事を先頭に米軍の新基地を作らせないと、県民総力で抵抗をしていますが、意思表示をこれだけはっきり示している例はほかにありません。