2017年12月18日月曜日

はだのクリーンセンターの見学

    12月18日(月) はだのクリーンセンターの見学

 厚木市議団からの誘いで、議員仲間の鈴木議員と厚木市民、総勢6人で「はだのクリーンセンター」を見させていただきました。厚木愛甲施設組合が作るのと同じストーカ式焼却炉で1日200t、(1日100トンの焼却が2つ)、秦野市と伊勢原市は合わせて27万人、厚木愛甲も27万人、とても参考になる焼却炉でした。秦野市は1人1日当たりのごみ量は706.1g、伊勢原市は743gとどちらも少ないのに、厚木市は928g、愛川町は917g、清川村は858gとずっと多いのは、やはり分別の徹底ができていないからでしょうね。

 最終的な灰や飛灰の処理をどうするかは、はだのクリーンセンターでは外部に委託して処理してもらうようです。厚木愛甲施設組合では新しい施設を作る計画ですが、最終処理場を作るのをやめて、全て灰を再利用することにしたのです。ここがはだのクリーンセンターと少し違いますが、ほぼ同じ。

 ごみ処理施設は作りは単純とのことですが、奥は深いようです。3か月連続運転して一度休み、点検して悪いところは修理する。再発火は8000㍑の灯油を燃やしてあたため、500~600℃に上昇させ、800℃になったらごみを投入して連続運転にする。1000℃になると灰が壁にくっついてしまうので850℃前後にするように、常に運転を監視する委託会社の社員が常駐しています。別な場所には90トンのごみ焼却炉があるので、そちらは職員が管理しているとのこと。
 説明の方は組合が雇用した人で、73歳。説明の時だけ来てくれます。以前の焼却炉で事故を起こしたことから話をはじめて下さり、普通の説明では聞けない話が満載でした。

 この方はとても大事なことを教えてくださいました。民間会社に運転を委託しても、それを誰が監視するか、プロパーの職員が必要だといいます。通常、職員は3~5年で入れ替わるので、責任をもって見ていく人が必要なのですと。