2018年3月29日木曜日

森友公文書改ざん問題で佐川氏の証人喚問

  3月28日(水)森友公文書改ざん問題

 森友学園との国有地取引での財務省の決裁文書改ざん問題をめぐり、当時の理財局長だった佐川宣寿惨国税庁長官の証人喚問が昨日27日、衆・参両院の予算員会で行われました。初め、ラジオで聞き始めたら、自民党の丸川議員が、安倍首相夫妻はなんら関わっていないのだという前提で聞いているので、つまらない。聞くのをやめてしまいました。

  野党の追及に、佐川氏は改ざんの核心部分は「刑事訴追を受ける恐れがある」として証人拒否を乱発、その回数は55回。「これでは喚問の意味がない、証人喚問をこれで終わりにするわけにはいかない」と共産党書記局長の小池晃議員が抗議をしているのを、ネットで見ることができました。

  森友問題の核心の一つは首相の妻・昭恵氏の関わりです。もう一つは森友学園の籠池康典前理事長と安倍首相が、侵略戦争を美化する改憲右翼団体「日本会議」に所属していたことです。安倍首相は「私や妻が関係していたなら、総理大臣も国会議員もやめる」と言ってしまったために、引くに引けなくなった。そのため、これらの問題を隠蔽する方向で大きな力が働いたのではないか、なぜ改ざん前の公文書に、安倍首相夫妻の名前まで出して、国有地取引の経緯を詳細に書かざるを得なかったのか、森友学園が計画する学校の名誉校長を昭恵氏がつとめ、首相もかつては同学園の教育方針を天まで持ち上げていたことで、財務省が特例的な扱いをしたか。 
 佐川氏は官邸など他からの指示など全くないと否定していたけれど、官僚の忖度だけで8億円という大幅な値引きなどできるはずがありません。相当明確な指示があったと考えざるをえません。